Try and Error

自宅NOCオペレータの備忘録。

30. 3月 2012 13:05
by K.YAMAGUCHI
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APCのUPS拡張カードAP9617を導入する

30. 3月 2012 13:05 by K.YAMAGUCHI | 0 コメント

自宅サーバーでは突然のブレーカー断や停電に備えて当然UPSを導入しています。
今までは制御も監視も行っていなかったが今回ネットワーク経由でのUPSの監視を行うことにしました。

ネットワーク経由での制御や監視を行うには別売りの拡張インターフェイスカードが必要になります。
拡張カードは1枚3万円程するのでサーバーの台数分のソフトウエアのライセンスを含めると10万円近い出費になってしまいます。
ソフトウエアのライセンスの出費は仕方ないとしても、ハードウエア代だけは何とか節約できれば・・・
そこでYAHOOオークションで中古の拡張カードAP9617を1枚2000円程で購入することにしました。

拡張カードは初期状態でDHCPサーバーよりIPアドレスを自動的に貰い、WEBから設定できるようになっています。
しかし中古品では何らかのIPアドレスやパスワード等が設定されているのが普通で先ず初期化する必要があります。
初期化作業はUPS本体とPCをシリアルケーブル接続して行います。

◆AP9617接続系統図

しかしこのシリアルケーブルが厄介でストレートでもクロスでも無く独自規格を採用しています。
この独自規格ケーブルは単品販売はされておらず、オークションか中古で購入するしかありません。
中古品を探すのも面倒なので自作してしまうことにしました。

材料は秋葉原などで数百円で入手する事が出来ると思います。
一時的なものなら自宅に転がってるであろうストレートシリアルケーブルを改造でも構いません。

【必要な材料】
DB9コネクタ(オスメス各1個)
3Pのコード(1メートルもあれば十分)

【必要な工具】
半田ごて&半田
ニッパー等

◆材料

AP9617用のコンソールケーブルは以下のような結線になっています。

◆コンソールケーブル結線 

DB9のコネクタのオスメスで1番ピンの位置が異なる事に注意して半田付けします。
半田付けの経験がある人なら10分もあれば作れるでしょう。

◆完成品

完成したらPCとUPSのコンソールポートを接続しTeraTermを起動します。
設定→シリアルポートを選んでボー・レートを2400に設定します。

ログイン画面が表示されますので、デフォルトのIDとパスワードを入力します。
デフォルトのIDとパスワードは「apc」ですが、中古品の場合は設定変更されていると思いますので、初期化を行います。
初期化の方法は以下の通り。

1.拡張カード本体の「リセットボタン」をクリップ等の細長い物で押します。
2.ステータスランプが点滅を開始するので、再度「リセットボタン」を押します。
3.30秒の間にコンソールから接続しユーザ名とパスワードに「apc」と入力します。

※30秒を超えてしまうと再度1からやり直しになります。

以下のようなメッセージが出たらログインは完了です。

------- Control Console -------------------------------------------------------

     1- Device Manager
     2- Network
     3- System
     4- Logout

     <ESC>- Main Menu, <ENTER>- Refresh, <CTRL-L>- Event Log
>

この状態はログインできているだけで設定は初期化されていませんので最低限以下の項目を設定変更します。

1.管理者のIDとパスワードの設定
System → UserManager → Administrator

2.IPアドレスの変更
Network → TCP/IP

ネットワークの設定変更後は拡張カードからログアウトします。
自動的に拡張カードの再起動が行われて新しいIPアドレスが反映されます。

ここまで設定完了したらLANケーブルを接続しブラウザから設定したIPアドレスにアクセスします。
中古品の場合はファームウエアのバージョンが古い場合があるので最新版にアップデートしておきます。

ブラウザで管理ページにログインしHelp → AboutSystemを開きバージョンを確認します。
AP9617の最新版はApplication Moduleが3.7.2、AOSが3.7.3になりますので、それ以下の場合はアップデートが必要です。

ファームウエアは無料で提供されており以下のURLでダウンロードできます。
http://sturgeon.apcc.com/kbase.nsf/ForExternal/0202D3F49461620B492576AB000D3111?OpenDocument

ファームウエアはPCからLAN経由でアップデートしますが、
アップデートにはUPSの拡張カードをIPアドレスを除き初期設定にする必要があり、以下の手順で初期設定に戻します。

1.管理ページよりSystem→Toolsのページを開きます。
InitiateActionの項目より「Reset to Defaults Except TCP/IP」を選択しApplyを押下します。

2.管理ページよりログアウトすると自動的に拡張カードの再起動が行われますので3分程待機します。

設定の初期化が終了したらPCよりアップデートを実行します。
ダウンロードしたファームウエアファイルを解凍しgo.batを実行します。
以下のような画面が表示されますので、IPアドレス・ID・パスワードを入力してアップデートを開始します。


PC上でアップデート完了のメッセージが表示されてもファームウエアの書き換えが終わるまで5分程かかるので待機します。
その後管理ページにログインしAdministrationタブ→Aboutを開きバージョンが上がっている事を確認すれば完了です。

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